人間社会学科を論じる 3 希望

 またある学生N君はこう書いている。

「人間社会学科について感じることは、個性の強い人や明るい人またはフレンドリーな人が多いことである。学科名で判断するということは、今思うといかがなものかと思っているが、入学する前や受験する前はなんとなく固い、きまじめというイメージが強かったというのが本音である。

 未来像について。人間社会学科に入った人で、はじめは暗い人でも人とのコミュニケーションや信頼関係を身につけて、卒業する時には前向きでポジティブな人間になって、人間社会学科に入ってから変わったと言ってもらえるように、学生と教員が一丸になっていくべきであると思う。そして話すのが苦手な人でも、4年間を通じて話すことが楽しい、話すことが好きだと思えるように人間社会学科の存在をアピールすると良いのではないかと考えている」。

 進学先を探している段階で、コミュニケーション(意味するところは広いが)に関心があって、人とかかわることが好きだからこの学科に興味を持った、という人がいる。それと同じように、自分にはコミュニケーション力が不足しているとか、苦手だからこそこの学科を選んだという人もいる。だから、面白いのである。N君が書いているように、高校卒業までに人前で話す機会が少なかった人、そもそもそのような場が得意ではない人が変わることに意義がある。先日のトークセッション後に学生が書いた感想にも、この学科はとにかくいろいろな人がいることが指摘されていた。いろいろな人が、自分を変える場をもっている学科ということだ。