プロジェクトゼミでこんなことを 2

 人間社会学科の2年生は、全員プロジェクトゼミという名のゼミに所属しています。プロジェクトですから、何かを企画し、実践しています。2年生の後期も、もう後半にさしかかりました。私のゼミでは、旭山動物園の小菅名誉園長とのトークセッションや1年生との交流ディベートをしたことを報告書にまとめています。冒頭に「なぜこのゼミを選んだか」終りに「今後の抱負」を4人のメンバー全員が書いているのですが、この文章がなかなか味わい深いのです。

 中でもA君のコメントが印象深いものでした。

彼自身、自分のコミュニケーション能力を決して高くないと自己評価するところから書き始めています。そのうえで、「ヒューマンコミュニケーションプロジェクト」に所属して、徐々にではあるが変化が起こっていることを書いていました。その具体的な例があいさつで、朝、同じ人間社会学科の学生に会うとおはようと言う。このことが彼自身を少しずつ変えるきっかけになったと振り返っています。

教員の側からゼミの面白さをとらえたとき、それは集団での学びに加えて、個の学びの深まりがあり、それを見る機会が多い、または得られやすいことでしょう。

文章を書く、話し合いをする。それが公的でも私的でも、いずれにしても、個が自己表現をする場をもつことで、内面を外へ出す。それを受け止め、どうとらえるか。ここに醍醐味があるのです。