願書をください。

 今日はパークホテルで外勤でした。主に高校2年生向けの入試イベントです。パークホテルのホールにたくさんの大学がブースを設けて高校生と面談をするのです。

 ある男子。椅子に座るなり「願書をください」と言いました。

3年生とのこと。人間社会学科を受けようと思っている。

たいていの高校生は全体的な話を聞きに来るのに、彼はいきなり「願書ください」。

強烈でした。いろいろ話をしました。

「僕は、臨床心理に興味があり、いろいろな大学を調べてきたのですが、どれも自分の考えには会いませんでした。そんな中で、人間社会学科の内容を見たとき、(心理学そのものではないけれど)自分が求めていることに一番あっていると思いました」。

さらに話を聞きました。

私に向かって「この前の大学説明会で、先生の話を聞きました。少人数グループで・・・・」と聞いたとき、あのゼミ室に来た学生の一人だとわかったのです。11月1日に行われた学校説明会で、人間社会学科を紹介するのにゼミ室を公開しました。ほんの7分という短い時間でしたが、靴を脱いでゼミ室に入ってもらい、基礎ゼミのことを説明しました。

「この机で、毎週水曜日に1年生が6人グループでこんなことをしています・・・・」。

今日の面談で、彼の口からはこんな言葉が。

「ペン字の練習をしたり、本を読んで話し合いをしたりという説明を聞いて、興味をもちました」。

 先日のゼミ室公開で、1年生から少人数グループで大学生の基礎を築くゼミをすることを説明しました。

「現代はパソコンで文書を書くのが当たり前だけれど、人前で字を書かなくてはならない場面があります。そのときどんな字を書くかで、その人の印象は大きく変わります。それで、このゼミでは最初にペン習字をしています・・・・・」。この説明が彼になんらかの印象を残したようです。

面談しているときの彼の特徴は、目線です。こちらをしっかり見て聞く、そして最小限の言葉で意味あることを言う。終始、顔の表情が、開いていました。

今日に限ったことでは在りませんが、オープンキャンパスで面談を行うとき、人間社会学科に興味を示す高校生は、実に第一印象が強烈です。最近の言葉で表現すると「濃い」。実に濃い。